札幌 店舗デザイン 店舗設計 BYYARD バイヤード

共創型ワークスペース「BYYARD」のビジネスシーンを加速させる場づくりへの挑戦。

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プロジェクト背景

Background

札幌のビジネス領域を拡張させる。

札幌は、福岡や仙台に比べて人口は多いが、都市レベルの割に創業数が少ない。それは圧倒的にフレキシブルオフィスが少なく、特に「札幌×起業」の受け皿になるオープンイノベーション特化施設が存在していないことが起因している。その中で世界中でシェアハウスやゲストハウス、ホテル運営を行ってきた株式会社フルコミッションが新事業として札幌のビジネス領域を拡張させるべくオープンイノベーション施設を設立・運営することとなり、当社には内装設計及び周辺クリエイティブのオファーをいただきました。

フルコミッションとの関係

Relationship

きっかけはスパイスローカル

これまで、地域と旅人をつなぐゲストハウス「Ten to Ten」の国内外展開や、旅人とローカルの場づくりを“スパイス”を軸に作り上げたカフェ「SPICE LOCAL」の開業等、より良い地域(ローカル)づくりのための新しい交流機能を生み出してきた株式会社フルコミッション 。旅人にスポットを当てた場づくりによる街の活性化を主軸にビジネスを行っている中で、以前Pattern planning主導のプロジェクトでスパイスローカルの店舗デザインのお手伝いしていた流れから、今回のワークスペースのお手伝いをすることになりました。

ネーミング〜クリエイティブ展開

Creative from Naming

BYYARD バイヤードとは?

施設ネーミングは「BYYARD(バイヤード)」に決定しました。こちらはクライアントの方で決定した案で「培養土」を意味しているものです。ロゴは施設の居心地の良さを丸で表現し先進性や起業する鋭いアイディアを角で表したロゴに決定しました。丸みと角など異なるエレメントは多種多様な人々が事業共創によって混じり合うBYYARDの役割を示しいてます。

ラウンジフロアの内装デザイン

3階に配されるのはメインのコワーキングスペース 。オフィス契約者や入居者なども自由に利用でき、共創のきっかけとなるコミュニケーションが行われる場所です。内装のデザインはネーミングのコンセプトである「培養土」から着想し、様々な才能や起業心がここから培養される場であることを意味しています。まだ出ていない芽がここから育つ良質な土壌を持つワークスペースは、培養土やヤードの肥沃な土壌がある場所ということから「土」をモチーフにイメージ。昨今の画一面な右に倣えのコワーキングスペースやシェアオフィスデザインとは一線を画し、入室したときの落ち着きとインパクトを併せ持ち、クリエイターや起業家、士業など、集中したい業種や大人でも入りやすい空間として設計しました。

事業の足元を支える地盤であり、皆同じ地面に立ち、繋がり共栄の芽を育む土壌としてのBYYARDはイノベーションが生まれる次代の人づくりが可能。まだ固まっていない生まれたてのビジネスアイディアやクリエイティブビジョンを盤石な地盤に昇華させることができるワークスペースであることを意味しています。

オープニングパーティー

Opening party

300名以上の来場者の熱気

BYYARDの開業に合わせ、オープニングイベントが行われました。札幌と東京、海外で活躍しているスピーカーを招き5本のトークショーが行われたイベントは総勢300名以上という、大変多くの方々が来場されたようです。このBYYARDがどれだけ期待されているかと札幌にこれだけ起業に関心を持って方々が存在しているのだと感じました。この施設が札幌という都市において培養土となり、起業や共同創業というオープンイノベーションを加速させる場所に成長していく事が楽しみです。上階のオフィスも順調に埋まったそうで、いよいよこれから共創がはじまりそうです。

業務領域

SCOPE OF
WORK

  • VI
  • インテリアデザイン
  • グラフィックデザイン
  • サインデザイン
  • 撮影ディレクション

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